平安時代の貴族の食事とは?〜意外と豪華で健康的ではなかった

平安時代の貴族がどのような食事をしていたのかご存知でしょうか。
豪華で健康的な食事をしていたように思われるかもしれませんが、実はそうでもなかったようです。いろいろな制限もあり、実は一般庶民よりも健康的な食事ではなかったとも言われています。
そこでここでは、平安時代の貴族の食事がどのようなものだったのか紹介していきます。
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平安時代の貴族の食事とは?〜主食編
まずは食事の基本となる主食から見てみましょう。
現代では主食としてパンや麺など様々な食材があります。そんななか、日本人にとって切っても切れない食材がお米でしょう。
お米は近代に入るまで最高の贅沢品とされており、一般庶民はなかなか食べられない食材だったようです。
では、平安時代ではどうだったのでしょうか。『和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)』という文献を紐解くと、その実態がわかってきます。
そこには、上流階級の食事でお米を食べることは当たり前と記されています。当時はまだ農業技術が発達していませんでしたのでお米の流通量は限られていましたが、それでも貴族クラスになると白米を食べることが当たり前だったのでしょう。
一方、一般庶民は麦類やアワ、キビといった穀物を食べるのが基本だったようです。
また、麺類も平安時代に遣唐使により伝来したことがわかっています。ただ、平安時代に食べられていたのは、現在あるラーメンのようなものではなく、うどんやそうめんに近い麺だったようです。
平安時代の貴族の食事とは?〜おかず編
では、続いて平安時代の貴族の食事におけるおかずを見てみましょう。
平安時代の貴族の食事では、おかずは10品目もあったそうです。しかし、そのどれもが基本的に味付けはされていないものでした。
おかずとは別に調味料が用意されており、それを各々調味して食べていたのです。その調味料としては、「醤(ひしお)」「酒」「塩」「酢」などがありました。
また、この当時は冷蔵庫などありませんから、おかずは基本的に保存が効く干物や塩漬けが中心でした。お刺身もあったようですが、超高級食材として扱われていたようです。
干物としては、「干しイワシ」や「干しアワビ」のようなもの、野菜は漬物やなますにして、またはお吸い物に入れて食べていたようです。
ちなみに肉類は貴族の間に流行していた仏教信仰により、食べることは避けられていました。
また、そのほかには「蘇(そ)」と呼ばれるチーズのようなものもあったようです。
なんと!平安時代の貴族は食事にデザートも食べていた!
ここまで、平安時代の貴族の食事について、主食とおかずを紹介してきました。
しかし、それだけではなかったようです。実はデザートも食べていたようです。
貴族のデザートとなったのはフルーツと中国菓子でした。フルーツは桃や柿、なし、あんずなどが好まれて食べられていたようです。「水菓子」や「成果物(なりくだもの)」と呼ばれていました。
また、中国菓子のほうは、中国から伝来した小麦粉や米粉をごま油であげた「唐菓子(からくだもの)」と呼ばれるものを食べていたようです。
また、「枕草子」の清少納言が食べていたとされる「かき氷」もこの当時からあったそうです。ただ、この当時はまだ砂糖が伝来されていなかったため、削った氷に「甘葛(あまずら)」とに呼ばれる樹液を煮詰めたものをかけていたようです。
さらに、源氏物語に書かれている「椿餅(つばきもち)」もこの頃に登場します。
このように、平安時代の貴族もデザートを食べていたのですね。
平安時代の貴族の食事とは?〜味付け・調理編
ここまで、平安時代の貴族の食事について食材を中心に紹介してきました。では、この当時の食事の味付けや調理法はどうだったのでしょうか。
ここでは、平安時代の貴族の食事での味付けや調理法を紹介します。
先ほどの主食のところでも紹介した『和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)』には、平安時代の貴族の食事における味付けや調理法についても記されています。
そこには、平安時代の味付けの基本は塩と酢だと記されています。このほかには、醤(ひしお)、味噌(みそ)がすでにあり、わさびなども味付けに用いられていたようです。
醤と味噌は現在の醤油や味噌の原点と言うべきもので、大豆に小麦の麹を加え発酵させたものに塩で味付けしたものです。
また、調理法には蒸し物、茹で物、煮物、こごり、焼き物、吸い物、和え物、干物、漬物といったものがすでにあったようです。ただし、油で炒めるという調理法はまだこの時代にはありませんでした。
このように平安時代の貴族の食事には、現代にも通じる味付けや調理法がすでにあったということです。
平安時代の貴族の食事は意外にも健康的ではなかった?
ここまで、平安時代の貴族の食事について紹介してきました。
しかし、実はこの当時は貴族よりも庶民の食事のほうが健康的なものを食べていたようです。
京都に住んでいた貴族たちは食材の産地から離れていたため、刺身や生物はなく、干物がほとんどだったそうです。
食材自体は豊富だったものの、調理法がまだ未発達だったため、同じメニューが続いたり、食べ物への迷信などがあり、栄養の偏った食事をしていたようです。そのため、栄養失調に陥る貴族もいたそうです。
一方、庶民の食事は質素でしたが、玄米のご飯に自分達で獲った新鮮な肉や魚をおかずとして食べていたので、貴族よりも健康的な食事をしていたようです。
また、貴族は仏教の普及と天皇からの殺生・肉食禁止令の影響もあり、肉食をやめていきました。
一方、庶民にはまだ仏教が普及しておらず、禁止令の効果もあまりなかったため、必要に応じて野獣を狩り、その肉を食べていました。
このように、一見、健康的で良い食事をしていそうな平安時代の貴族ですが、実は制限も多くあまり健康的な食事ではなかったようです。