柴犬の子犬は興奮しやすい!その対処法としつけ方
2018/09/29

柴犬は飼い主に忠実で賢い性質と愛らしい見た目で日本のみならず、海外でも人気になっています。
しかし柴犬の特徴として興奮しやすい傾向があるとも言われています。
過度の興奮を抑える為には子犬の頃からのしつけや接し方が重要です。
ぜひ参考にして柴犬との生活を楽しみましょう!
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柴犬の子犬は興奮しやすい!柴犬の性格とは?しつけは子犬の時が肝心
柴犬という犬についてですが、日本原産の犬で昔から番犬や狩猟犬として飼われてきました。
柴犬の性格は、一般的な洋犬のように誰に対してもフレンドリーというものではありません。ですが、飼い主にとても忠実で、勇敢な性格ですので、何かあれば飼い主を守ろうとします。
しかし、頑固で警戒心が強く神経質な面がありますので、子犬の内に社会性をしっかりと身に付けさせておく必要があります。
柴犬の子犬についてよく言われるのが、「興奮しやすい」ということです。
子犬の時にこの興奮しやすい性格に対して正しいしつけをしておかないと、大きくなってから問題行動を起こす犬として、飼いにくい犬になってしまいます。
柴犬は神経質なところがありますので、過度な触れ合いや刺激の強い環境などでは興奮してしまい、扱いにくい犬になる原因になってしまう場合があります。
ですから、子犬の時から人間社会に慣れさせること、つまり適度に外部の人との接触や音や振動に対しても慣れさせることが重要です。
柴犬の子犬の興奮を抑えるアイコンタクト
すべてのしつけの基本は、アイコンタクトから始まります。
飼い主と犬との間にアイコンタクトができていない関係ではしつけはできません。
アイコンタクトの訓練は、まず犬の名前を呼んだ際、飼い主のほうを見るということから始めます。
最初は犬の名前を呼んで、こちらを見たら、すかさずおやつをあげましょう。
徐々に、どんな状況でも犬の名前を呼べばこちらを見るということができるように、根気強く教えてあげてください。
これができるようになると、飼い主が犬の名前を呼ぶと犬は必ず飼い主のほうを見てアイコンタクトを取るようになります。
これが確実にできるようになると、興奮して走り回っているような時でも、飼い主が犬の名前を呼ぶと立ち止まって飼い主を見るという行動ができるようになります。
こうすることで、犬の興奮がマックスに達する前に、名前を呼んで落ち着かせるということが可能になります。
基本的に人間以外の動物は、態度とアイコンタクトなどで意思の疎通を図っています。
ですから、犬は飼い主とアイコンタクトを取ることにより、飼い主の考えや気持ち、また精神状態まで把握してしまいます。
犬をしつける際には、犬が混乱しないように指示命令は的確に、アイコンタクトは明確な意思を持って行なうようにしましょう。
柴犬の子犬が興奮した時の飼い主の正しい対応方法
犬が興奮して走り回っているような場合、飼い主の対応としてはどのようにすれば良いのでしょうか?
犬の年齢や状況にもよりますが、子犬のうちは、疲れるまで走らせてあげるというのも一つの方法です。
また、犬を無視するというのも犬の興奮を鎮めるのに効果があると言われています。
基本的な対応としては、興奮がひどくならないうちに落ち着かせるということです。
具体的には、興奮して走り出した際などには、おもちゃや犬の興味を引くものを見せて、走り回るという興奮のレベルを下げてあげてください。
そして「オスワリ」や「フセ」などをさせて落ち着かせましょう。
犬の興奮がおさまれば、また犬のしたいように遊ばせてあげてください。もしまた興奮してきたら、同じように一旦興奮モードのレベルを下げるようにしてあげてください。
なかなか犬の興奮レベルを下げることができないような場合は、犬を無視するようにしてください。
家の中で飼っている場合には、その部屋から飼い主が出て行くようにします。
何度か繰り返せば犬は興奮し過ぎると飼い主から無視されるということを学習するはずです。犬は飼い主から無視されるということをとても嫌がるものなのです。
興奮しやすい柴犬の子犬の大事なしつけのポイント
柴犬というのは、性格的に頑固で神経質な面がありますので、しつけに関しては洋犬のように簡単にいかない面もあります。
しかし、一度柴犬から主人と認められれば、その後のしつけは比較的順調にいく場合が多いようです。
ですので、柴犬から主人と認めてもらえるまで、根気強くしつけを続けてください。
しつけの基本はアイコンタクトです。名前を呼んでこちらを見るということができるようになれば、悪いことをすれば「ダメ」、餌をあげる場合やおやつをあげる場合の「待て」を教えてあげてください。
命令の言葉は、簡潔で毎回同じ言葉を用います。家族でも命令の言葉は統一しておいてください。
そうでないと犬が混乱してしまいます。また子犬の時にはOKだった行為が、大きくなると「ダメ」と否定されるようなことも、犬が混乱する原因にもなりますので、ダメなことは子犬の時からダメとしつけておいてください。
例えば、子犬の時は、寝室や台所に入れたのに大きくなってからは「ダメ」というようなケースです。
柴犬の子犬の興奮をコントロールするためには生後13週齢までが重要!
犬の性格を形成する上で非常に重要な時期として「社会化期」と言うのがあります。
犬種や固体によって異なりますが、一般的には「4周齢〜13週齢」というように言われています。特に「6週齢〜8周齢」の間が最も感受性が高いとされています。
日本の動物愛護に関する法律でも、基本的に8週齢未満の子犬の販売が禁止されているのも、この社会化期というものが関係しています。
さて、この社会化期とは子犬にとってどのような時期なのでしょうか。
母犬からは犬社会で生きていく上での掟やしきたりについて、また危険なものや警戒しなくてはいけないもの、そして人間の中でも飼い主は自分たちにとって怖がらなくてもよい存在だということなどを学びます。
兄弟犬とはじゃれたりケンカをしたりする中で、噛み付かれるとどの程度痛いのかや、相手に強く噛み付くと自分にも強く噛み返されるなどの基本的なルールを学習します。
また、母犬からの十分な愛情を受けて育つことにより、性格的にもバランスのとれた穏やかな犬になる下地を作ることができると考えられます。
子犬が人間社会で生きていく上で、生後3ヶ月(13周齢)までに100人くらいの人間や犬に会うのが理想と言われています。
そうすることで、自分の周りには多様な人間や他の犬、動物などが存在すること、またこれらの人間や他の動物に必要以上の警戒心を抱かせないという効果があるようです。