平安時代の貴族の女性の暮らし〜想像を超えた恋愛と日常生活〜

平安時代の貴族の女性、どんな暮らしをしていたのでしょうか?
平安時代の貴族の女性で思い付くのが紫式部、そして清少納言。この二人をイメージしていただくと、何となく平安時代の貴族の女性の暮らし向きが浮かんでくるのではないでしょうか?
知っているようで知らない平安時代に思いをはせて見ましょう。
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平安時代の貴族の女性は、毎日どんな生活をしていたの?
平安時代の貴族の女性の生活。いったいどんな生活だったのでしょうか?ここでは平安時代の平安京に住んでいた貴族の女性の生活について、見てみましょう。
まず、貴族というのは今で言う公務員のような仕事をしていました。また朝は明るくなった頃から仕事をしていたようです。昼頃には仕事が終わり、自宅に戻っていたようです。
さて、貴族の女性の一日ですが、朝起きて歯磨きは、楊枝を使ってしていたようです。また、「お歯黒」を男女ともにしていたので、これは虫歯予防には効果がありました。
そして、大事な日課の「占い」でその日の行動を決めていたようです。またお風呂も占いで判断して、日が悪いと入らなかったようです。お風呂といっても蒸し風呂のようですが、年に数えるほどしか入らなかったと言われています。
さて、食事ですがその頃は1日に2食だったようです。そして貴族は、その頃からお米を主食としていました。
それと、トイレですが、平安京では大都市ですし適当な川がなかったこともあり「おまる」で用を足していました。
貴族の女性はほとんど外出しませんでしたので、大半の時間は部屋の中で過ごしていました。その当時の美女の条件というのは、外見的には色白でしっとり肌、ふくよかな頬、長く黒い髪などでした。
しかし貴族の女性の顔は限られた人しか見ることができませんでしたので、外見よりも知性の方が重要視されていました。ですので、和歌などの教養を高めるのに時間を費やしていたのかも知れません。
平安時代の貴族の女性の衣装とは?
平安時代の中頃から大陸からの文化が入ってこなくなりましたので、さまざまなものが日本の風土に合わせて独自に発展していました。
衣装も唐の影響から脱して日本独特の十二単が貴族の女性の間では一般的な衣装になってきました。
この十二単ですが、必ず12枚、重ねて着ていたのかというとそうではなく、12という言葉で「多くの」とか「たくさん」という意味を表していたようです。
ですので、12枚の時もあれば、それよりも少ない時も多い時もあったようです。
また、夏も十二単が基本だったようですが、素材は夏向きに麻を使ったものや薄手の絹などで、暑さ対策をしていたようです。
それと、季節によって重ね着する着物の色の組み合わせを変えたり、素材もその季節に応じたものに変えたりと、色と素材とで多くの組み合わせがあったようです。また色の組み合わせにも教養の差が出てしまうことがあったようです。
平安時代の貴族の女性の美人の条件とは?
平安時代の貴族の女性の美人の条件といいますと、当時の絵などから推測しますと、色白できめの細かい肌、ふくよかな頬、長くて黒い髪が当てはまるようです。
しかし、平安時代は貴族の女性は、限られた人以外には顔を見せませんでしたので、顔の良し悪しよりも黒髪や十二単の方の印象が強いのではないかと思われます。
また、美人の条件としては外観以外に、内面的な教養が非常に重要視されたと思われます。和歌の上手下手や、会話の楽しさなどがポイントとなるようです。
ですので、より美しくありたいというのは、どの時代の女性にも共通した意識だと思いますので、平安時代の貴族の女性は教養を身につけるために家でいろいろ努力していたと考えられます。
平安時代の美女といえば「小野小町」が有名ですが、彼女の容貌を描いた絵などはなく、よくわからないようです。
しかし、女流歌人としての名声が、絶世の美女と言われるゆえんかもしれません。実際、古今和歌集に彼女の和歌が収録されています。
平安時代の貴族の女性の恋愛と結婚事情
平安時代というと時代の恋愛事情の参考書となりそうなのが、紫式部の「源氏物語」になるかと思います。この源氏物語をよく読むと、この平安時代の恋愛事情が分かり易く書かれているかと思います。
他の資料などと比較してみますと、作られた物語というよりは平安時代の恋愛事情を結構正確に記録していたとも考えられます。
個人的には、昔の貴族階級の女性というと格式ばった堅物というものでしたが、この源氏物語を読んでみると現在と通じる「性」の奔放さや、女性の「愛」の強さなどを感じます。
ただ注意していただきたいのはうわべだけの判断で、平安時代の女性というのは性に関して積極的だとか、貞操観念が無いのではと決め付けないでいただきたいと思います。
恋愛や結婚感というのは、その時代のさまざまなものが影響していると思いますので、ある意味その時代では合理的な仕組みになっていたのかも知れません。
平安時代の貴族の女性の髪の手入れ法?
平安時代の美人の重要な条件の一つは、黒くて長い髪でした。シャンプーやコンディショナーなどのない時代に、その黒くて長い髪をどのように手入れしていたのでしょうか?
まず、米のとぎ汁で髪全体を濡らし、そして櫛でとく。こうすることで黒くツヤのよい髪の手入れができていたようです。
また櫛でとかして乾燥させた後に、香木をたいて香りを髪につけて楽しんだりしたこともあったようです。
いつの時代にも女性のおしゃれ好きは変わりませんね。
また、貴族はあまりお風呂に入らなかったので、洗髪は年に数えるほどだったようです。
幸いかどうかわかりませんが、髪はきっちりと結わずに基本的に長くしたままだったので、頭皮が痒いときには簡単にかけたようです。
その時代の風習というのは、現在と比べると異質に見えるものもありますが、その当時には、それぞれの風習がそれなりの合理性に基づいて存在していたと考えられます。今も昔も同じ日本人のすることです。
よくよく調べてみると「なるほど」と合点がいくものが多いのではないでしょうか。