造影CT検査って何?健康のために重要な医療とは…

造影CT検査という検査を知っていますか?
健康を守るために体の内部をチェックする検査の一つです。
あまり聞きなれない造影CT検査ですが、今回はどんな検査でどのようなことが分かるのか詳しく調べてみました。
身体の不調は早期に改善しておきたいものです。
ぜひ参考にして、検査が必要になった時に、困らないように予備知識として頭に置いておきましょう。
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造影CT検査が必要になるケースとは…
CTとは、「Computed Tomography」の略です。
日本語では、コンピュータ断層撮影という名称です。 CT検査の結果は、身体を輪切りにした画像となって得られます。
CT検査では、X線を身体の周りからあてます。身体にあてたX線は、体内を透過するのですが、透過したX線の量をコンピュータで処理して画像化します。
それによって、身体のあらゆる部位の内部の構造を画像にすることができます。
CT検査では、一般のレントゲン結果からは得ることのできない、詳細な体内の情報についてを得ることができます。
このように、一般的なレントゲン結果よりも詳細な結果が得られるCT検査ですが、より正確な診断をするために造影剤を使うことがあります。
病気の状態によっては、CT検査でも診断が困難なことがあるためです。
病変が小さい場合や、正常部位にX線をあてたときと、透過が変わらない病変などの場合です。
造影剤を使用することで、こういった状態の病変も、造影剤を使用ないときと比べてはっきりと写し出されます。
つまり、造影剤を使用することで、より正確な診断が可能となるのです。
検査の正確さから、全身の多様な部位の検査で、造影剤が用いられています。
「ヨード造影剤」と呼ばれる造影剤が、CT検査で使用される造影剤です。
造影剤は、腕の静脈から注入することが一般的ですが、効果を高めるために、自動注入器を使用して、急速に注入することもあります。
造影剤を使用して撮影をする検査を「造影CT検査」、造影剤を使用しない検査を「単純CT検査」といいます。
造影CT検査で用いる造影剤とは…
■造影剤とは?
造影剤とは、静脈の血管に針を刺して注入する、『血液の流れ』を見るための特殊な薬剤です。
血管に注入された造影剤は、血液とともに体内を流れていきます。その流れをCT検査によって見ることができるのです。
■なぜ、血液の流れを見る必要があるのか?
体内で何のトラブルもない場合は、人間の血管は、ほとんどが同じ流れであり、同じような血管をもつものです。
しかし、血液が流れずに止まっていたり、異常な血液の流出がある場合があります。
たとえば、脳梗塞や心筋梗塞とは、なにかの原因で血管が詰まることによって起こる病気です。
脳梗塞の場合は、脳の血管が、心筋梗塞の場合は、心臓の血管が詰まるということです。
このような病気は、生命にかかわる重大な病気です。これらの病気を未然に防ぐためには、血管や血流を調べることが重要だと分かります。
造影剤の検査によって、血管の中にカスが溜まっている状態や、血管が細くなっている状態を、知ることができます。
また、血管は簡単に説明すると、ザルのような形状です。ザルの網目から、血管と接している臓器と、血液などの必要な物質の交換を行っています。
しかし、異常があるとき、そのザルの網目は広がり、本来血管から流出することのない物質が、漏れ出ていることもあるのです。
そういった異常な血液の流出についても、造影剤を使用した検査によって、映像化できます。
造影CT検査でわかるカラダのこと
造影CT検査が、単純CT検査よりも、正確であることがわかりましたが、さらに、造影CT検査ではどのようなことがわかるのでしょうか。
ひとつめに、胃や十二指腸などと膵臓などの区別が明瞭になります。
最近はCTの性能が上がっていますが、主に膵臓を観察したいときに、造影剤が使用されます。
造影剤を使用したとしても、全ての病気を発見したり、臓器の区別ができるわけではありません。造影CT検査でも、わからない病気や臓器もあります。
しかし、造影剤を使用しないときと比べ、造影剤を使用したほうが、情報が多く得られます。
まず、血管が白く染まって見えるので、非常にわかりやすくなります。
腫瘍なども、造影剤を使用することによって、白く染まって見えます。
さらに、造影剤を使用したときのほうが、腹部のCTでは、臓器にコントラストがつきます。
個人により違いがありますが、上腹部だと、肝臓、胆のう、膵臓、腎臓、副腎などが、はっきりときれいに見えます。
そのため、腫瘍などがあったときに発見しやすくなります。
造影剤を使用してもわかりにくいこととしては、胃や十二指腸、小腸などの粘膜などの詳細です。
胃に大きな腫瘍などがあれば、腫瘍があることはわかるかもしれませんが、その詳細については難しいです。
また、潰瘍などは分からないことも多いでしょう。消化管については、バリウムや胃カメラなどの検査が一般的です。
しかし、造影CT検査で、画像を見る価値は十分あると考えられています。
パーツ別造影CT検査でわかること!
CT検査によってわかることを、部位別に紹介します。
頭部CTであれば、先ほども挙げたように、脳梗塞や脳出血、脳腫瘍などの病気がわかります。
胸部CTであれば肺がん、肺炎、結核、肺気腫、気胸、胸水の有無、胸部大動脈瘤などです。
腹部CTによってわかることは、肝硬変や慢性肝炎、肝臓がんなどの肝臓病、胆石、胆嚢がん、総胆管結石、胆管がんなどの胆嚢胆管疾患についてです。
また、膵炎、膵癌などの膵臓疾患、脾臓の大きさ、腎癌、水腎症などの腎臓疾患についてわかります。
さらに、副腎腫瘍、腹部大動脈瘤などがわかります。
胃や小腸、大腸などの疾患は、腫瘍などの大きなものしか発見できないでしょう。
骨盤CTでは膀胱の疾患がわかります。
男性なら前立腺、女性なら子宮に関する疾患(子宮筋腫や子宮がん)そして、卵巣腫瘍などを発見することができます。
CTにも限界があるため、病変の大きさによっては見逃してしまうものもありますし、造影剤使用の有無によっては、初期の疾患や小さい病変は見逃してしまう可能性があります。
さらに、CTはあくまでも、状態の診断です。臓器の機能については診断ができません。
たとえば、肝機能や腎機能などについては難しいでしょう。
機能検査は、血液検査や尿検査を行ったほうがよいと考えられます。また、病気によっては、CTでも炎症について分かることがあります。
CT検査は、放射線被爆量が多いため、精密検査に分類されます。
どの部位に不調があるかわからない状態でとりあえず行う検査ではありません。
造影CT検査はどのくらい費用がかかるの?
費用については、10,000円を超えたという人もいます。
この費用を高いと思うか、低いと思うかは個人によって違うと思いますが、単純CT検査や造影CT検査を受けることになれば、この程度の金額は、想定しておく必要があるでしょう。
ただし、病院によって多少の変動はあると考えられます。
個人的な意見としては、他の検査と併用して利用することを考えると、多少高いような気もします。
検査時間はどのくらいかかるのでしょうか。
一般的なCT検査では、1つの断面(1スライス)の撮影は、1秒程度で完了します。長くかかっても数秒です。
1つの断面については短時間で撮影できますが、目的の部位を見逃さずに撮影するために、少しずつ位置をずらして何回か撮影します。
その都度、寝台を少しずつ移動させて撮影します。
撮影時間は、部位によって異なりますし、撮影枚数によっても変動するでしょうが、およそ5分から15分程度かかると考えておいたほうが良いでしょう。