パートと正社員の給料比較〜格差の影響と働き方のメリット
働き方にはいろいろな形態がありますが、正社員とパートでは同じ仕事をしても正社員の方が給料も高く、待遇も良いようです。
なぜ同じ仕事であっても雇用形態が違うだけで賃金の差が出てしまうのか、詳しく調べてみました。
そこには仕事以上に責任や重圧など、雇用形態の違いで生じるボーダーも大きな要因のようです。
働き方に迷った時、雇用の違いやメリット、自分の状況をしっかり見極めて、自分に合った働き方を考えてみましょう!
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パートと正社員の給料ってそんなに違うの?
たとえば学生時代にアルバイト経験がある方で、いざ新卒で正社員になった時の初任給が、アルバイト時代にもらってた給料より手取りが少なかったということはありませんか?
そうすると、アルバイトをやってた方が儲かるのではと感じるとは思いますが、給与明細をよく見るとわかると思いますが、実際の支給額はやはりアルバイトの時よりも多くもらってるはずです。
ただ、そこから年金・保険料などが天引きされるため、手取りとしては少なくなるだけで総支給額は正社員の方が多くなっています。
年に1、2回支給されるボーナスについても正社員・パート問わず支給はされます。
また会社の業績が悪化すれば、正社員・パートの就業体制の違いにかかわらず減額、もしくはボーナスが出ない状況となります。としても支給額の差はボーナス時でも表れます。
アルバイトの時はおそらく「寸志」という形で支給されますが、正社員は「賞与」の形で月給同様あるいはその何倍かの金額が支給されます。
パートと正社員の給料差にみる変化と現状
パートと正社員の給料格差は時給と勤続年数で割合をデータ化できます。
総じて勤続年数が長くなればなるほど、パートと正社員の時給格差に開きが出ています。
20代前半では、正社員はパートなどの非正社員の約1.3倍の時給に対し、50代ではその格差が約2.5倍にまで広がるという統計が出ています。
正社員の年功序列による給与上昇をみると、20代前半で平均時給1.395円が50代には平均時給2,996円にまで、約2倍以上上昇しています。
それに対して非正社員(フルタイム勤務)では、20代前半で平均時給1,115円が50代では1.213円までしか上昇がなく、上昇率は1.5倍以下になっています。
勤続年数について50代前半の非正社員は正社員の約3分の1の期間の約7年にとどまり雇用期間としても優遇されているとはいえず、給与・勤続期間の両方で待遇に差が出ています。
なお、非正社員の割合は、約20年前の不況期に各企業が新卒採用数を絞ったために、その割合は増加をたどる一方です。
パートと正社員の給料差と年金の関係
就業時の格差以上に、パートと正社員の給料格差は退職後にも表れています。
正社員は現役就業時に給料天引きで厚生年金保険料が引かれています。
65歳になるとこの分が厚生年金(老齢厚生年金)として国民年金に加算されて収入となります。パートにはこの老齢厚生年金の受給がなく、60歳からの国民年金のみの受給になります。
この差については具体的に、国民年金の平均受給額が月額6.5万円に対し、老齢厚生年金を含む平均受給額が月額19.8万円なので、実に13.3万円もの格差となり、約3倍もの格差が生まれています。
また国民年金は6.5万円は上限であるので、実際はさらに格差があると思われます。
ですので、現役就業時から退職後にわたり、年齢を重ねるごとに収入格差の割合は大きくなっています。
年金総支給額からすると、正社員の平均総支給額約4277万円にたいし、非正社員は平均約1166万円の統計が出ており、金額にして3111万もの大きな格差が出ています。
パートの給料を扶養内にするためには
主婦パートの方がフルタイムで働けない、勤務時間の調整が必要にならざるを得ないのには、次の理由があります。
まず、1年間の総収入額が103万円を超えると、収入を得た本人に所得税がかかります。
年間103万円未満だと、確定申告時に支払った所得税が全額戻ってくるのですが、超えてしまうと一定の割合で所得税が課せられます。
仮に1年間の収入額が120万だったとすると、一定の割合で計算され所得税は1万7千円になり、結果手取りは118万3千円となります。
また、103万円を超えた場合、旦那さんの源泉徴収時に「配偶者控除」が使えなくなります。
ただし代わりに「配偶者特別控除」が付きますが、旦那さんの年収が多ければ多いほど負担額が大きくなる配分になっています。
こういう税金関係でも、とくに主婦でパート勤務されている方には収入に制限がかかることとなります。
これ以上収入を得たい場合は、課税も考えたうえでフルタイムで従事するか、正社員をめざすかになります。
給料格差があっても…正社員とパート働き方の違いとメリット
正社員のメリットで大きいのは、パート・アルバイトなどの非正社員に比べ収入が安定していることです。
今の社会で自主退社を除くと、よほど業績が悪化しない限りは解雇の心配はなく、安定した収入が得られます。
また、福利厚生が整備されていて年金など老後の収入も現役就業時の天引きのおかげで安定した受給があります。
デメリットとしては、自分のプライベートの時間が制限されることがあるということです。
残業や休日出勤など業務状況に合わせなければならない場面や、転勤や部署異動などの業務命令にも従わなくてはなりません。
自分の時間を有効に確保したい方にはデメリットといえます。
パートのメリットとしては、自分のライフスタイルに合わせた仕事を選べることです。
就業時間や勤務地も自分の都合に合わせられるので、プライベートの時間を大事にしたい方や、子育てをしている主婦などには適した就業スタイルとなります。
逆にデメリットはやはり収入が不安定になることです。
月給も総じて正社員より低いですし、賞与や退職金もでないのが実情です。
雇用関係も不安定で、とくに派遣社員は契約期間が終了した時に契約更新されるかどうかはわかりません。
収入や安定をとるか、自由な時間活用をとるか、それぞれのメリット・デメリットを考慮に入れて、自分により合う方を選んでみましょう。