猫にタウリンの栄養効果は必須！大事な理由と猫に与える効果

タウリンという栄養素をご存じでしょうか？

よく栄養ドリンクなどに含まれているのでご存じの方も多いと思います。

このタウリンですが、人間にも効果的なのですが、実は猫にとっては必須栄養素であり、タウリンで得られる効果が不足してしまうと重大な病気にかかってしまいます。

それぐらい猫にとっては大事なタウリンですが、どのような効果があるのでしょうか。

今回はタウリンの効果と猫に必要な理由などをご説明します。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

タウリンという成分は何？タウリンの３大効果について

薬局やコンビニなどでよく見かける栄養ドリンク。

社会人の方々は滋養強壮として利用されている方も多いことでしょう。

こちらの栄養ドリンクですが、大体どの製品にも含まれている成分が「タウリン」です。

チオビタドリンク、チョコラBB、アリナミンなど、有名なところでしたら「タウリン」成分は多くに採用されています。

タウリンのまたの名は「アミノエチルスルホン酸」と呼び、アミノの名を冠していることもあり、一般にはアミノ酸のような認識を受けることがある成分です。

しかし、アミノ酸であるという前提のカルボキシル基が構造に含まれていないため、アミノ酸ではありません。

ただし、体内でタウリンが生成される際はアミノ酸から合成されます。

このタウリンにはどのような効果を人体にもたらすのでしょうか。

[効果]

• 肝細胞の再生・活性化
• ホメオスタシス（身体正常化）
• 目の回復・再生

栄養ドリンクの成分として、よく利用されているのも納得の効果です。

実はこちらのタウリンという成分、ペットでもおなじみの猫にとっても必要不可欠な成分なのです。

猫にタウリンが必要な理由とタウリンが猫にもたらす効果

タウリンは人間にとっては必須アミノ酸ではありませんが、猫にとっては必須アミノ酸の一種となります。

人間や犬などの動物は体内でタウリンを生成することが出来ますが、猫ではタウリンを生成する酵素が非常に弱く、食事で補う必要があります。

食事で摂取するのであれば、タウリンは魚介類などに多く含まれております。

猫が魚を好きな理由も一説によれば、タウリンを補充するためという話もあります。

このタウリンには人間や猫に限らず、大体このような効果があります。

• 血圧改善・血糖値改善
• コレステロール改善
• 動悸・息切れの改善
• 虚弱体質改善
• 疲労回復・滋養強壮

以上の効果はもちろん、健康にも嬉しい効果が揃っています。

それもそのはずで、内臓や脳、網膜、心臓、肝臓にはタウリンが元々多く含まれています。

逆に不足すれば、あらゆる体内の機能が働かなくなります。

タウリンを積極的に摂取したいのであれば、魚や貝、タコなどの海鮮・魚介類系のフードや食事がオススメです。

猫にタウリンの効果は必須！タウリン不足で起こる不調の症状

人間に限らず、猫などにも必須なタウリン。

これがもし不足してしまうと具体的にどうなるのでしょうか。

心臓疾患や視力の低下・失明、発達障害・繁殖能力の低下などのような重大な症状が出てきます。

実は体内でタウリンを生成できる人間も例外ではなく、あまりに不足すると上記の症状が出てくることがあるので注意が必要です。

さらに猫はタウリンの吸収力も低く、多くても20％弱しか吸収できません。

よって、不足分を補うために猫用のタウリンのサプリメントを与えることが推奨されています。

しかし、神経質になる必要はありません。

一般的にキャットフードにはタウリンが含まれています。

成分表示ではタウリンが直接記載はされていませんが、キャットフードの原材料を見てみると、魚介類や肉類が表示されています。

フードに限らず、どこの製品にも言えることですが、いちいち全ての原材料の成分を調べて記載はしていないのです。

よって、タウリンの記載はされてなくても問題ない場合が多いです。

ただし、低品質なフードは魚介類や肉類の品質も相応のものになるのが常です。

必ずしもとは言い切れませんが、タウリンの含有量も減る可能性があります。

猫にタウリンを効果的にとらせるためのキャットフードの選び方

猫にとってのタウリンについて、健康効果はもちろんのことですが、繁殖や成長にも大事な要素として知られています。

子猫のときは親猫の授乳でタウリンを補給します。

このときに親猫がタウリン不足の場合、親猫と子猫、共に成長に悪影響を及ぼすことがあります。

また、妊娠中のときはタウリンをより消費するため、たくさん必要となります。

もし、タウリンが不足してしまうと、身体の発達面で悪影響が出る可能性があります。

成長期や妊娠中の猫にはより多くのタウリンを意識して、与えるといいでしょう。

また、タウリンは目や心臓の重大な疾患「中心網膜変性」「拡張型心筋症」を防ぎます。

健康効果だけでなく、重大な病気の予防としても必須です。

では主なタウリンの供給源となるキャットフードはどのようにして選べばいいのでしょうか。

キャットフードにはタウリンの表示がないものも多くあります。

これは前述したように、タウリンの表示がないからと言って、タウリンが含まれていないとは限りません。

肉類などの動物性たんぱく質に含まれている成分ですので、高品質の肉類などが原材料として含まれていれば、タウリンは十分摂取できます。

とりあえずの目安としては、原材料の表で3番目以内に肉類の表示があるかをチェック。

もし肉類の表示があるのなら、それを選ぶといいでしょう。

タウリン以外に猫に必要な栄養素ともたらす効果

猫は基本的に一日に複数回、自由に食事する習慣を持ちます。

任意のタイミングで栄養を補給し、健康や体重などを維持しています。

そんな猫には大量の脂肪分とタンパク質などの栄養が必須。

それでは一体どのような栄養が必要になってくるのでしょうか。

ビタミン類ビタミンEは免疫機能の向上が見込めます。

ビタミンCは人間と違って、猫は体内で合成できますが、一日60mgとそこまで多くはありません。

ビタミンAは視力や皮膚と関連があります。

・タウリン前述したとおり、胎児や子猫、成猫などに必須成分です。

鶏肉や魚などに含まれています。

原材料表の3番目以内に「肉類」の表示があるかどうかをチェックしましょう。

・動物性たんぱく質健康的な筋肉や内臓、免疫機能などを維持するのに必須。

肉や魚、卵に豊富に含まれています。

前述した3番目以内に「肉類」の表示を見るなどで確認しましょう。

・脂肪酸バランス皮膚や毛艶の美しさの維持には、オメガ3＆6脂肪酸の適切なバランスで必要となります。

・ビートパルプ繊維質の一種です。

消火器官の掃除に役に立ちます。

愛猫には健康的で長生きしてもらうためにも、栄養的で良質なフードを与えることを心がけましょう。