大学の部活は大変なの!?サ-クルとの違いについても紹介!

大学に進学しても、中学・高校時代に熱中した部活を続けたいと思っている人もいることでしょう。
しかし、大学に入学したら、優先すべきなのはもちろん「勉強」です。勉強以外にもバイトをしなければいけない人もいるでしょう。
こんな大学生活で部活をやることは、やはり大変なのでしょうか。
そこで、ここでは大学の部活がどれほど大変なのかを紹介するとともに、サ-クルの場合との違いについて紹介していきます。
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大学の部活動は意外と大変なのかもしれない
大学生活というと勉強以外の自由時間も増えます。その中で部活動に打ち込むのも一つの手でしょう。
でも、大学の部活動もそれなりに厳しいものです。部活ですから、中学、高校のように練習が毎日あったり、練習も厳しかったりして、気を休める時間や勉強する時間も削られてしまうかもしれません。
また、部活の時間以外の時間があまり取れなくなりますから、アルバイトもできないかもしれません。
さらに部活動に熱中するあまり、一番大事な勉強がおろそかになり授業にも出られなくなり、単位を落としてしまうという結果にもなりかねません。
大学生活では自由時間が増えますが、その時間を部活動にあててしまうと結構大変なことになってしまうかもしれませんね。
大学の部活はなぜ大変だと言われるのか?
先ほど書いたように、大学で部活動やサ-クル活動をすることは意外と大変そうです。
でも、実際にはどうなのでしょうか。実際の学生の意見を確認したところ、次のような理由で大変だということがわかってきました。
時間的に忙しい
実際の学生の意見を聞くと次のような言葉が上がってきました。
- サ-クル運営をする代になると、やることがたくさんあり忙しくなって大変だった。
- 普段の練習以外も時間を取られることが多かった。
自分がやりたいことだといえ、部活やサ-クルに所属するとかなり忙しくなります。
自主練が必要な部活やサ-クルであったり、週に何度も集まる必要があるサ-クルの場合だと、目が回るような忙しい毎日を過ごすことも多いようです。
また、年代が上がるにつれて後輩の指導や運営の管理をする立場になるため、さらに忙しくなるでしょう。
モチベーションの違い
- サ-クルでの各部員の意識レベルが同じでなく、趣味程度で所属している人も多いため、サ-クルの方針を変えようとしても同意を得られないことも多い。
- 同じようなサ-クルがたくさんあったが、飲み会が多いサ-クルではなくしっかりとスポ-ツに打ち込めるサ-クルを選んだ。その結果、スポ-ツにしっかり打ち込むことができている。
- 入学する前に、入りたいと思うサ-クルのツイッターやブログ、ホ-ムペ-ジをチェックしていたので、どのサ-クルが自分にあっているのか事前に知ることができて良かった。おかげで今は楽しくサ-クル活動ができている。
- バンドサ-クルに入りたいと思っていたので、いくつかのサ-クルに入ってみて、雰囲気が一番合っているサ-クルに残ることにした。実際に入るとそのサ-クルの雰囲気を味わうことができるので、これも一つの手だと思う。
- 活動的になろうとバトミントン部に入ったが、入部してみると拘束時間が長く、通学時間が長い私は練習を途中で切り上げなければいけないということがわかった。事前に確認しておくべきだった。
- やってみたい活動をしているサ-クルの話を片っ端から聞いて回った。その結果、自分にあったサ-クルに入ることができた。
部活やサ-クルに所属すると、忙しさや金銭面以外にも、所属メンバ-のモチベ-ションの違いという問題も出てくるようです。
特にサ-クルの場合は趣味感覚で所属している人もいるため、その違いは大きいでしょう。
メンバ-間に意識の違いが出てしまうと、せっかくの仲間もギスギスした関係になってしまう恐れもあります。
当然、ちょっとしたモチベ-ションの違いは出てくるのでしょうが、周りの所属部員に迷惑をかけないためにも、入る前に自分がどれだけ真剣にやっていけるのか、部活やサ-クル内はどのような雰囲気なのか、4年間続けられそうかなどを事前に確認しておいた方がいいかもしれませんね。
部活とサ-クルには大きな違いがある!
大学での活動として部活動とサ-クル活動があります。
部活は中学校や高校での活動イメ-ジがありますが、サ-クルはちょっと違ったイメ-ジを持っているのではないでしょうか。
でも、実際にはどうなのでしょうか。2つの違いを見てみましょう。
部活動とサ-クルの違い
大学においては、一般的に部活動とサ-クル活動は区別されています。
簡単にいうと、部活動の楽しみはその活動を通し成果を残すこと、一方サ-クル活動の目的は楽しむことと言えるのではないでしょうか。
サ-クルは部活に比べ自由度が高く、雰囲気もゆるい感じがあります。サ-クルには、部活と同じようにサッカ-やテニスといった運動系のものもあれば、音楽系やミュ-ジカル、はたまた英会話、茶道、マジックなど、その種類は多岐にわたっています。
また、一つのキャンパスに同じようなサ-クルが複数あることもよくあリます。
たとえば、テニスサ-クルでも本格的にテニスをやっているサ-クルもあれば、テニスは一つのきっかけで飲み会ばかりやっているサ-クルもあることが多いです。
同じようなサ-クルでもそれぞれの団体ごとの個性があるのが、サ-クルの特徴でもあるのかもしれません。
一方、部活は基本的に毎日練習に励み、雰囲気もゆるい感じはありません。サ-クルは大学の非公認団体もあるのに対し、部活はすべて大学に公認されている団体です。
部活はそのスポ-ツにおいて大学を代表して他の大学と争う大会にのぞむという、いわば大学の顔でもあります。必然的に部活動は厳格なものとなります。
このように部活とサ-クルにははっきりとした違いがあります。
大学の部活やサ-クルが大変でもやった方がよい理由
大学時代に部活動やサ-クル活動をすることは大変なことが多いにもかかわらず、大学生がそういった活動に力を入れるのはどうしてなのでしょうか。
その理由について見てみましょう。
就職活動をするときに、何らかの活動をしていることは、必ずとは言えないまでも有利に働くことがあるようです。
それはこのような理由からです。
体育会系枠というのが存在する
最近では体育会系の部活動をしていた学生が重宝される傾向が強いようです。体育会系というと、毎日きつい練習に耐えて精神的にも肉体的にも強く、上下関係や礼儀もしっかりしているというイメ-ジがあるからです。
企業によっては、就職活動において体育会系枠というのを設けて、体育会系の学生には優先的に内定を出すということをやっているところもあるようです。
部活やサ-クルの内容によって自分のイメ-ジをよくすることができる
部活やサ-クルの内容によっては、その人のイメ-ジに影響を与えることもあるようです。
たとえば、イベント系のサ-クル活動をしていた人であれば人を楽しませることが好きで明るい人物像を描かせるかもしれませんし、美術系のサ-クル活動をしていた人であれば繊細で独特の感性を持っていると思わせるかもしれません。
必ずしも部活やサ-クルの内容がその人の性格と一致しているわけではありませんが、企業はその人のイメ-ジを描きやすくなり、企業が欲しい人材と照らし合わせて人選しやすくなるのかもしれません。
面接などにおいて自分をアピ-ルしやすい
就職の面接において、よく質問されるのが「大学時代にやったことと、それをやったことで自分が学んだこと」です。
部活やサ-クルをやってきた人にとっては、自分がやってきた活動をまとめ回答すればいいわけですから、自分をアピ-ルしやすいでしょう。
このように、大学の部活やサ-クルは大変な面もある一方、就職活動には有利に働くことも多く、やっていて無駄ということはないようです。
大変な部活動が社会に出て役立っていることは?
先ほどは大学生が部活動やサ-クル活動が大変でもやる理由を書きましたが、活動していたことが実際に社会人になってどれほど役に立っているのでしょうか。
質問の回答とともに見てみましょう。
Q.部活が今に役立っていることを教えてください(複数回答)
1位 上下関係 30.1%
2位 礼儀 25.5%
3位 我慢強さ・忍耐力 14.2%
4位 人間関係 13.8%
5位 頑張れるようになった 11.2%
人間関係
スボ-ツ系の部活をしていた人は特に上下関係が厳しかったことが、社会人になったからもとても役立っているようです。
会社では上司との付き合いなど上下関係を重視しますので、大学時代にそのことを学んだことは大きな力となっている人が多いのでしょう。
礼儀
部活動やサ-クル活動をしていると、その厳しさの内容は異なるものの、それなりに上下関係があります。
そうすると必然的に敬語やあいさつに気をつけなければいけなくなります。大学時代に活動していた人は、いつの間にかこういう礼儀を学んでいるのかもしれません。
我慢強さ・忍耐力
特にスポ-ツ系の部活をしていた人は毎日の練習がきつく、そのことにより我慢するということが身についているのではないでしょうか。
また、試合に勝つなどの目標があるため、それに向けてひたむきに頑張る力もついていることでしょう。そういった我慢する力や忍耐力が社会人になってからも生かされているのですね。
このほかにも、大学時代に部活動やサ-クル活動をやっていたことは、社会人になったときの人間関係や頑張る力などに影響しているようです。
大学時代に大変だったとしても、活動していたことは社会人になっても役立つようですね。
大学の部活やサ-クルに入る決め手は?体験談をご紹介
実際に大学で部活動やサ-クル活動をしている人は、どのようにしてそこに入ることを決めたのか、そしてその結果どうだったのか、その体験談を紹介します。
・大学のキャンパス内でサ-クル勧誘を一斉にやっている日があり、いろいろと回った。最初は友達と一緒で、後半は自分一人で興味があるサ-クルを回った。それが結果的に良かったのか、友達に左右されず自分にあったサ-クルに入ることができた。活動内容も大事だが、自分が好きな雰囲気かどうかで選ぶことも必要だと思う。
ここで紹介したように、部活動やサ-クル活動に入る前に事前にしっかり調べておくことが大事だということが分かります。
活動内容としては合っているものの、その雰囲気が自分にあっていなければなかなか続かないものです。
調べる方法は、誰かにちょっと話を聞いてみる、仮入部してみるなどがあるでしょう。また、最近ではネットで活動を報告しているサ-クルなどもありますので、ホ-ムペ-ジなどを調べてみるのもいいですね。
大学の部活は大変そう…サ-クルとどちらがいいか迷った時には?
大学生活において、やるとなると部活にすべきか、サ-クルにすべきか迷うところではないでしょうか。
これまで書いてきたように、部活はほぼ毎日のように練習があり、学校の勉強に支障が出てしまうかもしれません。
また、部活はある意味、学校の名前を背負って活動するので、それなりの責任も発生します。その分、学校側からは活動資金を出してもらえるというメリットはありますが。
ただ、それだけ部活のスポ-ツや文化活動に集中して打ち込むことができます。自由時間が多い大学生活において集中して打ち込めることがあるというのは、大変有意義なことでしょう。
一方、サ-クル活動はそれほど厳しくはありません。時間は拘束されることがあるもの、部活動ほどでは厳密ではありません。ゆるく活動していくことができます。
でも、サ-クルだからと言って、集中して打ち込めないということはありません。サ-クルであっても、自分がやりたいこと、好きなことに打ち込むことはできます。
部活にすべきか、サ-クルにすべきかは、大学生活で一番頑張りたいことが何かにもよります。
あるスポ-ツを集中して頑張りたいというのであれば部活がいいかもしれませんし、学校の勉強を一番に頑張って、他のことは趣味のようにやっていきたいというのであればサ-クルの方がいいかもしれません。
まずは大学生活において、一番頑張りたいことを整理してみるのがいいのではないでしょうか。